春・夏・冬合宿

12/21,22 冬合宿2014水島フィールドワーク[春・夏・冬合宿] 2015.01.05

12/21()22()倉敷市水島地域をめぐるフィールドワークを開催しました!医師1名 学生4名職員5名が参加しました。

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倉敷医療生協・水島協同病院を拠点として様々な企画を行いました。

・水島南診療所、前先生からの講演

・医療生協組合員さんの班会活動

・学生による研究室発表

・患者さんの住む町を知るためのフィールドワーク

・水島、玉島地域で行われる在宅医療(往診、訪問看護)への同行実習

訪れた場所や患者さんが抱える問題から、どんなケアが必要か?それを医師・コメディカルがチームとしてどういった方法で支えているかを学びました。

 

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学生さんの感想「(家族による在宅介護の難しさから)自分や、自分の両親にとっても他人事ではない」「地域の性質やその人の生活を知ることはコミュニケーションにつながり、また診療でも重要なことがわかった」「医療者、介護者は業務に追われることもあるが、利用者さんの心を本当に救えているかが大切」等がありました。

 

 

 

 

2014夏合宿・水俣フィールドワーク

前半、後半に分かれ8/228/26の日程で行われ、合わせて6名の医系学生が参加しました!

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チッソは1932年よりアセトアルデヒドの生産を開始。以後19685月の生産停止まで、水俣病の原因物質メチル水銀を含んだ廃水を、無処理で水俣湾に流し続けました。今回訪れた百閒排水口は最初に排水が行われていた場所で、「水俣病爆心地」と呼ばれています。1958年、チッソは水俣病の原因発覚を恐れ八幡残渣プールに変更しましたが、そこからの汚染水の流出によって、被害の範囲は百間港周辺だけでなく対岸の天草まで及ぶ不知火海全体に広がることになりました。観光地である曽木の滝では、チッソの前身である曽木電機株式会社・曽木発電所遺構を見ることができました。ダムの中にあるため夏季以外は水没しているそうです。今からでは想像できませんが、当時は多くの人が住み、賑わっていたそうです。

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鹿児島県伊佐市の山間部で商店を営んでいた村上さんのお宅を訪れ、お話を伺いました。当時、水俣から運ばれてきた(行商ルート)汚染された魚を売ってしまった罪の意識から「自分のことはいいから、何かを周りの人たちに返していきたい」と、ノーモア・ミナマタ第2次訴訟に加わった思いを語ってくださいました。ご自身の病については、長年奇病と言われ続けた身体症状の原因が水俣病であるとわかって「ほっとした」そうです。その言葉が強く印象に残ったと、学生からの感想がでていました。訪れた布計地域では、2012年の調査で9割の住人が水俣病と診断されています。

 


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最後に、医療者として水俣病にどう向き合っているか、水俣協立病院看護師の森下さんよりお話をいただき、フィールドワークの良きまとめになりました。一人の看護師としてどのように水俣病と関わるか、事実を知っていくことで自分の考え方や行動が変化していったそうです。水俣病問題に取り組むには、他人からの抵抗、差別、偏見、思惑など様々な障害に立ち向かわなければなりません。しかし目の前の患者さんの苦しみを取り除き、寄り添っていくことこそが自分のすべきことで、そのために闘っていかなければならない、とおっしゃいました。先輩の医療者の言葉から、学生さんは自分の未来の医療者像を見つけられたのではないでしょうか。

 

 

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全日程が終了し、「水俣FW参加前は水俣で起きた公害病というくらいの認識しかなかったが、FWを通じて水俣病は当時の時代背景や政治的判断などが複雑に絡み合った社会が生みだした病であると知り、多くのことを学び考えさせられた。」といった感想を頂くことができました。この度は熊本民医連、不知火患者会の皆様に多大なご協力をいただき、実りある夏合宿になりました。水俣病の歴史を通じて、医療者としての成長に大きな糧となることでしょう!今後1018日(土)-19日(日)には水俣大検診も開始されます。こちらにも医学生さんらの参加を呼びかけ、現在も続く水俣病の問題に取り組んでいきたいと思っています!

 

 

 

 

 

3/1~2 前島フィールドワーク[春・夏・冬合宿] 2014.03.05

 

こんにちは。大学生の方は、春休みを満喫している頃でしょうか?

 

私たち岡山民医連は、3/12にかけて牛窓港からフェリーで5分の前島にフィールドワークに行ってきました!テーマは「地域・離島医療の実践を学ぼう」です。

 

フィールドワーク1日目は長島愛生園で、ハンセン病の差別・偏見の歴史について学びました。参加した学生さんや職員のほとんどが2回以上訪れたことのある場所でしたが、何度来ても学ぶことのあるところだと思いました。

 

園内を案内してくださったボランティアの方がおっしゃっていた、「当時はハンセン病に対してほとんど治療行為は行われておらず、死亡診断書を書くのが医師の主な仕事だった。医療関係者は、それをずっと容認してきた歴史的事実がある。」という言葉には、しっかり向き合っていかないといけないと思いました。

 

2日目は前島で、コープ西大寺診療所所長の吉﨑振起医師より「地域医療の実践」というテーマで講演していただきました。現在の医療事情や診療所での取り組み、民医連がめざす医療観について分かりやすくお話していただき、学生さんからも「医学は自然科学と社会科学が集約されたものという言葉に納得」という感想がありました。

 

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講演後は島内の岡山医療生協組合員の方々と一緒に食事、健康チェック(血圧測定)をして楽しく交流(´∀`)釣りにも行きました!(釣果は1匹。とても寒かった~笑)

 

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前島は人口約180人の小さな島です。高齢化も進行しており、島内に開業医がいない状態が続いています。コンビニや売店もなく、市内に比べて大変な生活を送っているのだろうと思いましたが、現地であった島の方々がとても明るく元気で驚きました。

 

食事も新鮮な牡蠣、野菜、ご飯ととても美味しかったです。準備してくださった岡山医療生協のみなさん、本当にありがとうございました✩✩✩

 

『見て見ぬ振りは決してしてはいけない』[春・夏・冬合宿] 2009.12.22

 「医師や医療従事者などは虐待発見できる立場にあることを自覚するべき」という文をみて、将来気をつけて、見て見ぬ振りは決してしてはいけないと思った。

 

 そのような感想があったのは、12/6(日)10時から鹿田事務所にて行ったOMS。この日のテーマは『児童虐待』。みずしま診療所の発達相談員、檀上さんより『子ども虐待への理解と対応』という題で講演をしていただきました。

DSC00419.JPGのサムネール画像   簡単に説明すると、
・発達相談という仕事は、子どものよりよい発達や生活のための支援を行うことであり、「いま」を楽しく充実したものにしようとすること。その支援には家族だけでなく、環境や生活までも見る必要がある。
・子ども虐待の定義は「身体的虐待」「精神的虐待」「性的虐待」「ネグレクト(育児放棄)」と4つある。
・虐待に気づくためには、発育曲線を日常的にチェックすること。
・医療者として虐待問題は、親からのSOSとしてとらえなおすこと。
 このほか、檀上さんが実際体験した事例も話してくれました。
 最後に、虐待問題への対応は虐待を起こさないためには予防(例として倉敷医療生協の「子育て支援」として開催しているのひよこ教室)と、起きてしまっても対処(早期発見できる体制づくりと虐待後の親へのケア)が大切と締めくくりました。

 

 その後、質疑応答を行い、学生から様々な疑問がでました。
 たとえば、「虐待してしまう親の特徴は?」Ans. 自己肯定感の欠如が特徴としてある。
 や、「病院から家庭訪問をしたケースは?」Ans. ありました。市の保健師はアポなしで家庭訪問している。
 などなど。

 

 児童虐待は思った以上に身近にある問題として捉えることができ、それぞれの心に「見逃してはならない」という思いが生まれたOMSでした。

 

■ 学生感想文より
・法律にもあるように、医療者は児童虐待に触れやすい立場にあることを自覚する必要があると感じた。
・すべての子ども、親が何らかのつながりを持てる、そんな社会になるよう、頑張りたいと思う。
・一時的に保護しても、根本的な対策にはならず、保護と同時に親同士のコミュニティ作りが不可欠だと感じた。
・子どもだけでなく、親へのサポートも必要と感じた。

 

「今回の大検診は運動のはじまりにすぎない。この結果をもって、きちんとした救済にむすびつける必要がある」と参加した先生は訴えました。

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 11月15日(日)、鹿田分室にて「水俣大検診報告会」を行いました。参加は学生4名。報告して下さったのは、倉敷医療生協コープくらしき診療所所長の中尾先生。

 

 「少ない休日を水俣病に費やすことができますか?」と話がはじまり、続けて、「人は使命感だけでは動けないですね。何か自分を動機づけるものや得られるものが必要です。」と話された。
 中尾先生が幼少期に聴いた、黒坂正文氏と矢口周美氏の「we can stand」という水俣病の歌。医師を志したのはその歌がきっかけだったそうで、シルバーウィーク真っただ中の9月21日~22日、医師としての原点であるこの取り組みには参加しなければと思い、水俣大検診に参加しました。

 

 ごく簡単に内容を振り返ると、
○水俣病が発生した地域の地理
  不知火海沿岸を通るオレンジ鉄道。水俣病が発生した地理的状況を知るには乗ったほうがよい。

 

○大検診がボランティアでなかったら
 大検診がボランティアでなく、事業として行われれば莫大なお金がかかっていた。倉敷医療生協の規定で算出して、人件費だけでも3~4000万円が必要。国の責任では?

 

○神経所見のとりかた(ビデオで診察方法鑑賞)
 痛覚針を使っての診察は、政府が言う「詐病」はありえないと実感させられる。神経症状が出ていない人にとっては拷問かもしれない。

 

○水俣病救済の問題点
 水俣病は公害指定地域の範囲が狭い。また申請を複雑化させている。これは水俣病に限らないが。また差別の問題が依然根強い。

 

○水俣大検診がもたらしたのもの
 今回の大検診は運動のはじまりにすぎない。この結果をもって、きちんとした救済にむすびつける必要がある。

 

【感想~水俣病を知っていますか?】
・6年生でなかったら行きたかった。
・水俣病は過去のものだと思っていた。4大公害裁判を教科書で習う程度なので。
・この事実を知っている人が少ないと思う。医学生でも数%だと思う。
・こんな現状があるのに、日本は残念な国ですね。


 検診に訪れた人の9割が水俣病と思われる所見がある。
 原爆症認定訴訟しかり、臭いものには蓋という考え方は反則技です。

 

 「本日のコースは民医連、自己紹介します!」

  とまるでフランス料理のようにはじまったのは11月8日(日)、くらしき診療所にて行われたOMS。川崎医大の医学生を対象とし、参加学生4人。

 

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 DVD「民医連の歴史と綱領」視聴で乾杯したのち、スープは17年目事務職員が「私が語る民医連紹介」。メインディッシュとして、参加者全員発言の質疑討論コーナー。それぞれから、民医連に対する感想や質問が出され、若い職員も自分がこれまでの活動で実感している民医連の良いところを語るなど、理解と共感が広がりました。

 

 学生から「民医連って、実は大きい組織だったのね」「北海道にはあるんですか?」「学生を一人の人間としてとらえて対等に話を聞いてくれるところと感じている」「患者主体の医療を考えており、私の考えと近い」「医療は誰のもの?の問いかけが心に残った」などの感想が出ました。

 

 その後も話はさらに広がり、デザートに、川大の近くにも岡大のような"たまり場"をつくって、川崎で学部学科を越えた交流をすすめたいという希望が出されました。小さくても良いので何かイベントをしたいね~となりました。

 

 それぞれの心に、それぞれの民医連。今後もいろんな角度からアプローチして、自分の舌で味わって本質を確かめてもらいたいものだ、と思う、この日の筆頭シェフ・亀山でした。


 

10月度OMS 「脳死問題について考える」[春・夏・冬合宿] 2009.10.20

 氏平三穂子さん(岡山医療生協看護部長)を講師にお招きし、臓器移植法改定について、学びました。

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  家族が同意すれば、本人の同意がなくても提供でき(自己決定権の破棄)、年齢制限が撤廃され、15歳未満からの臓器提供が可能になったことなど、問題どについて学習し、意見交流を図りました。
 次回、「脳死問題について考えるpart2」を開催する予定です。事例検討なども行いますので、興味ある方はぜひご参加ください。

 

 その後場所を旭川の河川敷に移動してバーベキュー大会!!

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 最高です!!
 岡山大学のH君が、水俣大検診のときに買って帰ってくれた『紫いももち』も一緒に焼いて食べました。

 デリシャス!!!

 これは定期的に開催したいと思いました(笑)

 どうも。医学生さんの担当事務をしているT・Kと言います(たくやきむらでもてつやこむろでもありません)。
日常的には水島協同病院医局事務課で働いているので、以後お見知りおきを。 

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 9/27(日)、鹿田事務所で9月度OMS(岡山奨学生会議)を開催し、医学生7名(岡大生3名、川崎医大生4名)が参加しました。

 

 会議の主題は「夏の取り組み報告」ということで、信州医ゼミ、全国医学生のつどいin熱海、大久野島夏合宿、不知火海沿岸水俣大検診に参加した学生より報告を受けました。

 どれも良い報告でしたが、水俣の大検診は私も行きたかったので興味深く聞きました。
水俣病の発生経緯、症状、検診での対話内容など報告がありました。

 もっとも印象的だった学生の感想を紹介・・・。

「検診に来た人の多くは、自分は水俣病かもしれないと思っても、差別や偏見を恐れて、声を挙げられない状況でした。改めてまだ水俣病は終わっていないと感じました。この貴重な経験を周りの医学生にも伝えたい」

 ふむふむ・・・。

「差別と偏見。水俣病は終わっていない」この理由が分かる人がどのくらいいるでしょうか。なぜ公害で苦しんだ人々が差別と偏見の対象になるのか。なにを恐れて声を挙げられなかったのか。何十年も前のことがなぜ終わっていないのか。

http://www.soshisha.org/nyumon/10tisiki/10chishiki_j_frame.htm

 みなさん、色んな事を学びましょう。
 次のOMSは10/12(月・祝)午後です。テーマは「脳死問題について考える」です。

 

5月のOMSは、介護保険の学習をしました。[春・夏・冬合宿] 2009.05.31

 

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 5月17日(日)10時から、鹿田事務所にてOMSを行いました。


  今月は介護保険の学習です。小規模多機能型介護事業所「みんなの家ななくさ」のケアマネジャー 池田トモ子さんを講師に迎え、介護保険をわかりやすくお話ししていただきました。
 その後に、現在ご家族を介護されている方にお話しをいただきました。話されたことはすべて事実で、大変な苦労をされているけど、おもしろく話してくれました。
「介護は、一人でずっとみることはできない。人とのふれあいと支えあいで、家族の介護はできる」
 という言葉が印象に残りました。
 学生から「今度は(介護保険の)症例も聞きたい」という意見もあり、介護保険の学習は続きます。

 

【学生の感想】
・これまで実習の中で出会ったご家族や、今日のOMSでの話しを聞いて、それぞれの家族に多くの苦労があり、それがいつまで続くのかわからない不安があることがわかった。(岡山大学6年)
・将来、自分にも必ず関わってくること(親や自分自身にも)だと実感しました。そんなときに、すぐに介護保険制度を利用できるよう、周りにも教えることができるよう、自分でも詳しく勉強したいです。(川崎医科大学6年)