OMS

 「医師や医療従事者などは虐待発見できる立場にあることを自覚するべき」という文をみて、将来気をつけて、見て見ぬ振りは決してしてはいけないと思った。

 

 そのような感想があったのは、12/6(日)10時から鹿田事務所にて行ったOMS。この日のテーマは『児童虐待』。みずしま診療所の発達相談員、檀上さんより『子ども虐待への理解と対応』という題で講演をしていただきました。

DSC00419.JPGのサムネール画像   簡単に説明すると、
・発達相談という仕事は、子どものよりよい発達や生活のための支援を行うことであり、「いま」を楽しく充実したものにしようとすること。その支援には家族だけでなく、環境や生活までも見る必要がある。
・子ども虐待の定義は「身体的虐待」「精神的虐待」「性的虐待」「ネグレクト(育児放棄)」と4つある。
・虐待に気づくためには、発育曲線を日常的にチェックすること。
・医療者として虐待問題は、親からのSOSとしてとらえなおすこと。
 このほか、檀上さんが実際体験した事例も話してくれました。
 最後に、虐待問題への対応は虐待を起こさないためには予防(例として倉敷医療生協の「子育て支援」として開催しているのひよこ教室)と、起きてしまっても対処(早期発見できる体制づくりと虐待後の親へのケア)が大切と締めくくりました。

 

 その後、質疑応答を行い、学生から様々な疑問がでました。
 たとえば、「虐待してしまう親の特徴は?」Ans. 自己肯定感の欠如が特徴としてある。
 や、「病院から家庭訪問をしたケースは?」Ans. ありました。市の保健師はアポなしで家庭訪問している。
 などなど。

 

 児童虐待は思った以上に身近にある問題として捉えることができ、それぞれの心に「見逃してはならない」という思いが生まれたOMSでした。

 

■ 学生感想文より
・法律にもあるように、医療者は児童虐待に触れやすい立場にあることを自覚する必要があると感じた。
・すべての子ども、親が何らかのつながりを持てる、そんな社会になるよう、頑張りたいと思う。
・一時的に保護しても、根本的な対策にはならず、保護と同時に親同士のコミュニティ作りが不可欠だと感じた。
・子どもだけでなく、親へのサポートも必要と感じた。

 

「今回の大検診は運動のはじまりにすぎない。この結果をもって、きちんとした救済にむすびつける必要がある」と参加した先生は訴えました。

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 11月15日(日)、鹿田分室にて「水俣大検診報告会」を行いました。参加は学生4名。報告して下さったのは、倉敷医療生協コープくらしき診療所所長の中尾先生。

 

 「少ない休日を水俣病に費やすことができますか?」と話がはじまり、続けて、「人は使命感だけでは動けないですね。何か自分を動機づけるものや得られるものが必要です。」と話された。
 中尾先生が幼少期に聴いた、黒坂正文氏と矢口周美氏の「we can stand」という水俣病の歌。医師を志したのはその歌がきっかけだったそうで、シルバーウィーク真っただ中の9月21日~22日、医師としての原点であるこの取り組みには参加しなければと思い、水俣大検診に参加しました。

 

 ごく簡単に内容を振り返ると、
○水俣病が発生した地域の地理
  不知火海沿岸を通るオレンジ鉄道。水俣病が発生した地理的状況を知るには乗ったほうがよい。

 

○大検診がボランティアでなかったら
 大検診がボランティアでなく、事業として行われれば莫大なお金がかかっていた。倉敷医療生協の規定で算出して、人件費だけでも3~4000万円が必要。国の責任では?

 

○神経所見のとりかた(ビデオで診察方法鑑賞)
 痛覚針を使っての診察は、政府が言う「詐病」はありえないと実感させられる。神経症状が出ていない人にとっては拷問かもしれない。

 

○水俣病救済の問題点
 水俣病は公害指定地域の範囲が狭い。また申請を複雑化させている。これは水俣病に限らないが。また差別の問題が依然根強い。

 

○水俣大検診がもたらしたのもの
 今回の大検診は運動のはじまりにすぎない。この結果をもって、きちんとした救済にむすびつける必要がある。

 

【感想~水俣病を知っていますか?】
・6年生でなかったら行きたかった。
・水俣病は過去のものだと思っていた。4大公害裁判を教科書で習う程度なので。
・この事実を知っている人が少ないと思う。医学生でも数%だと思う。
・こんな現状があるのに、日本は残念な国ですね。


 検診に訪れた人の9割が水俣病と思われる所見がある。
 原爆症認定訴訟しかり、臭いものには蓋という考え方は反則技です。

 

 「本日のコースは民医連、自己紹介します!」

  とまるでフランス料理のようにはじまったのは11月8日(日)、くらしき診療所にて行われたOMS。川崎医大の医学生を対象とし、参加学生4人。

 

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 DVD「民医連の歴史と綱領」視聴で乾杯したのち、スープは17年目事務職員が「私が語る民医連紹介」。メインディッシュとして、参加者全員発言の質疑討論コーナー。それぞれから、民医連に対する感想や質問が出され、若い職員も自分がこれまでの活動で実感している民医連の良いところを語るなど、理解と共感が広がりました。

 

 学生から「民医連って、実は大きい組織だったのね」「北海道にはあるんですか?」「学生を一人の人間としてとらえて対等に話を聞いてくれるところと感じている」「患者主体の医療を考えており、私の考えと近い」「医療は誰のもの?の問いかけが心に残った」などの感想が出ました。

 

 その後も話はさらに広がり、デザートに、川大の近くにも岡大のような"たまり場"をつくって、川崎で学部学科を越えた交流をすすめたいという希望が出されました。小さくても良いので何かイベントをしたいね~となりました。

 

 それぞれの心に、それぞれの民医連。今後もいろんな角度からアプローチして、自分の舌で味わって本質を確かめてもらいたいものだ、と思う、この日の筆頭シェフ・亀山でした。


 

 氏平三穂子さん(岡山医療生協看護部長)を講師にお招きし、臓器移植法改定について、学びました。

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  家族が同意すれば、本人の同意がなくても提供でき(自己決定権の破棄)、年齢制限が撤廃され、15歳未満からの臓器提供が可能になったことなど、問題どについて学習し、意見交流を図りました。
 次回、「脳死問題について考えるpart2」を開催する予定です。事例検討なども行いますので、興味ある方はぜひご参加ください。

 

 その後場所を旭川の河川敷に移動してバーベキュー大会!!

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 最高です!!
 岡山大学のH君が、水俣大検診のときに買って帰ってくれた『紫いももち』も一緒に焼いて食べました。

 デリシャス!!!

 これは定期的に開催したいと思いました(笑)

 どうも。医学生さんの担当事務をしているT・Kと言います(たくやきむらでもてつやこむろでもありません)。
日常的には水島協同病院医局事務課で働いているので、以後お見知りおきを。 

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 9/27(日)、鹿田事務所で9月度OMS(岡山奨学生会議)を開催し、医学生7名(岡大生3名、川崎医大生4名)が参加しました。

 

 会議の主題は「夏の取り組み報告」ということで、信州医ゼミ、全国医学生のつどいin熱海、大久野島夏合宿、不知火海沿岸水俣大検診に参加した学生より報告を受けました。

 どれも良い報告でしたが、水俣の大検診は私も行きたかったので興味深く聞きました。
水俣病の発生経緯、症状、検診での対話内容など報告がありました。

 もっとも印象的だった学生の感想を紹介・・・。

「検診に来た人の多くは、自分は水俣病かもしれないと思っても、差別や偏見を恐れて、声を挙げられない状況でした。改めてまだ水俣病は終わっていないと感じました。この貴重な経験を周りの医学生にも伝えたい」

 ふむふむ・・・。

「差別と偏見。水俣病は終わっていない」この理由が分かる人がどのくらいいるでしょうか。なぜ公害で苦しんだ人々が差別と偏見の対象になるのか。なにを恐れて声を挙げられなかったのか。何十年も前のことがなぜ終わっていないのか。

http://www.soshisha.org/nyumon/10tisiki/10chishiki_j_frame.htm

 みなさん、色んな事を学びましょう。
 次のOMSは10/12(月・祝)午後です。テーマは「脳死問題について考える」です。

 

 

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 5月17日(日)10時から、鹿田事務所にてOMSを行いました。


  今月は介護保険の学習です。小規模多機能型介護事業所「みんなの家ななくさ」のケアマネジャー 池田トモ子さんを講師に迎え、介護保険をわかりやすくお話ししていただきました。
 その後に、現在ご家族を介護されている方にお話しをいただきました。話されたことはすべて事実で、大変な苦労をされているけど、おもしろく話してくれました。
「介護は、一人でずっとみることはできない。人とのふれあいと支えあいで、家族の介護はできる」
 という言葉が印象に残りました。
 学生から「今度は(介護保険の)症例も聞きたい」という意見もあり、介護保険の学習は続きます。

 

【学生の感想】
・これまで実習の中で出会ったご家族や、今日のOMSでの話しを聞いて、それぞれの家族に多くの苦労があり、それがいつまで続くのかわからない不安があることがわかった。(岡山大学6年)
・将来、自分にも必ず関わってくること(親や自分自身にも)だと実感しました。そんなときに、すぐに介護保険制度を利用できるよう、周りにも教えることができるよう、自分でも詳しく勉強したいです。(川崎医科大学6年)