2014年3月アーカイブ

3/2426、東京で全国つどいが開催されました!参加者は総勢138名。岡山からは医学生2名、医師1名、担当者2名が参加しました。

今回のテーマは「平和」。医学生として平和について考えるのは何故?そもそも平和ってなんだろう?といった諸々の議題について、医師講演や、FW(フィールドワーク)SGD(スモールグループディスカッション)で学びを深めました。

 

 つどい1日目、和田浄史先生(川崎協同病院・外科医師)の講演『プロフェッショナリズムから見た平和の問題』ではオタワ憲章(1986年第1回ヘルスプロモーション会議)から「健康に必要な条件とは 平和シェルター住居)、教育食料収入安定した生態系持続可能な資源社会正義、公平である」と紹介していただきました。聴講後、医生と職員10人程度のグループに分かれ、今自分が考える平和についてお互いに発表しあい、考えを深めていきました!

 

 2日目はFWがメイン。朝から2コースに分かれて都内各所を回りました。

 

東京大空襲 (2).jpg

↑東京大空襲・戦災資料センター。1945310日、深夜3時間にわたる、アメリカ軍爆撃機B29の無差別爆撃、いわゆる東京大空襲では10万人が犠牲者となり、生き残った人々も地方に疎開せざるを得ないほど都市が破壊されました。語り部さんによると、空襲直後の東京では炭化した死体がそこら中に転がっており、川は死体で埋め尽くされるなど、悲惨な光景が広がっていたそうです。館内では遺品や、当時の記憶をたどって描かれた絵画、貴重な記録写真やインタビュー映像など、当時を追体験できるような展示がありました

 

第5福竜丸 (2).jpg↑ビキニ事件で水爆の放射線被害を受けた第五福龍丸の展示館。船体がそのまま飾られています()「夢の島」のゴミ捨て場に捨てられていた船を回収したとのこと。当時の乗務員の多くは放射線の影響と思われる癌で亡くなっていましたが、米から渡されたのはわずかな補償金だけでした。展示館の話し手の方は、核兵器の危険性を皆さんからも発信してくださいとおっしゃっていました。夕方は民医連の研修を考える企画と題して、民医連の初期後期研修を含めたプレゼンテーションがありました!民医連との出会いや医師としての成長等、先生方に熱っぽく語っていただきました。低学年の方も多い中でしたが、少しでも研修のイメージが湧いたのではないでしょうか!

 

 

3日目は、医学生が地元で学んできた学習発表として、「SDHとは」(青森)、「ヘルスプロモーションについて」(福岡)、楽しいプレゼンテーションがありました。それを受けて、各地で取り組んでいる学習活動の交流も図りました。

 

3月つどい集合写真.jpg

3日間を通して平和について勉強し、地域の患者さん一人ひとりの健康を守るためには平和のことを考えなければならない、ということがわかりました。また、8月つどいのテーマ「地域医療」について、なぜ地域医療が推進されているの?地域ってそもそも何?との議題の答えは、次回までの宿題になりました!連日の交流会は大盛況で、医学生同士の交流も深まったようです。

 

 

次回つどいは5月に東京で開催予定。次々回の8月つどいは、地域医療をテーマに愛媛(奥道後)で、さらに大規模に開催予定です。皆さんの参加をお待ちしています!

 

 

 

 

3/6.7 林精神科セミナー[実習体験] 2014.03.13

3 / 6 (),7 () の2日間、林道倫精神科神経科病院にて、精神科セミナーが開催されました。地域を支える精神科病院としての取り組みを見学させていただきました。

患者さん宅で写真を覗く.JPG
一日目はデイケア、グループホーム、診療室、病棟、訪問看護、心理検査等、各部署の見学では、グループに分かれて施設や患者さん宅に訪問したり、利用者の方々と交流しました。デイケアルームで...はなんと喫茶店が開かれており、見学者一行で温かい飲み物を頂きました( ^^) _U~ その日は「歌声喫茶」の日だったそうで、ギターの弾き語りが聞けました!林病院では、利用者の方々が活き活きできるような催しが定期的に開かれているそうです。夜は医局で交流会。参加の学生さんに職員のみなさんや林院長も加わって、なごやかなに歓談(^-^)

 

二日目は併設の外来クリニックや病棟の見学、前日に引き施設等の訪問。お昼は、社会福祉法人結い・お弁当の「喜楽」で昼食。元林病院の職員さんが障碍者就労支援のために作ったお店だそうです。セミナーの締めくくりは院長の林先生との症例ディスカッション。精神科に興味のある学生さんばかりで、ここぞとばかりに質問を投げかけていました!
講義風景.JPG

二日間を通じて、訪問看護やグループホーム等が行う地域での取り組みと林病院が考える今後の精神科医療のお話から、患者さんを病院から地域に戻し、生活をしながら治療をしていくという未来のビジョンを見せていただきました。学生さんは、大学では聞くことのできない貴重なお話を聞くことができたようです。

 

行ってみないとわからない、やってみないとわからない、精神科医療の中身を学べたと思います!

 

 

 

 

3/1~2 前島フィールドワーク[春・夏・冬合宿] 2014.03.05

 

こんにちは。大学生の方は、春休みを満喫している頃でしょうか?

 

私たち岡山民医連は、3/12にかけて牛窓港からフェリーで5分の前島にフィールドワークに行ってきました!テーマは「地域・離島医療の実践を学ぼう」です。

 

フィールドワーク1日目は長島愛生園で、ハンセン病の差別・偏見の歴史について学びました。参加した学生さんや職員のほとんどが2回以上訪れたことのある場所でしたが、何度来ても学ぶことのあるところだと思いました。

 

園内を案内してくださったボランティアの方がおっしゃっていた、「当時はハンセン病に対してほとんど治療行為は行われておらず、死亡診断書を書くのが医師の主な仕事だった。医療関係者は、それをずっと容認してきた歴史的事実がある。」という言葉には、しっかり向き合っていかないといけないと思いました。

 

2日目は前島で、コープ西大寺診療所所長の吉﨑振起医師より「地域医療の実践」というテーマで講演していただきました。現在の医療事情や診療所での取り組み、民医連がめざす医療観について分かりやすくお話していただき、学生さんからも「医学は自然科学と社会科学が集約されたものという言葉に納得」という感想がありました。

 

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講演後は島内の岡山医療生協組合員の方々と一緒に食事、健康チェック(血圧測定)をして楽しく交流(´∀`)釣りにも行きました!(釣果は1匹。とても寒かった~笑)

 

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前島は人口約180人の小さな島です。高齢化も進行しており、島内に開業医がいない状態が続いています。コンビニや売店もなく、市内に比べて大変な生活を送っているのだろうと思いましたが、現地であった島の方々がとても明るく元気で驚きました。

 

食事も新鮮な牡蠣、野菜、ご飯ととても美味しかったです。準備してくださった岡山医療生協のみなさん、本当にありがとうございました✩✩✩