2014年2月アーカイブ

2/18 細かいところまで知る!TPP学習会[ディナーミーティング] 2014.02.19


冬も終盤戦!そろそろ温かくなってくる?鹿田サポートセンターです!


現在日本政府が交渉中のTPP。「環太平洋パートナーシップ協定」などと訳されていますが、当初からその危険性や問題が指摘されています。しかし細かいところまではわからない人も多いはず!ということで、学習会を開催しました~ 

参加国の間での関税を無くそうというのがTPPですね。しかしそれをそのまま実現してしまうと、さまざまな問題が発生する危険があります。大きな問題の一つがISD条項(Investor State Dispute Settlement:国家と投資家の間の紛争解決手続き)。これはある国の政策が自国に不利益だ!という訴えを世界銀行傘下の「国際投資紛争解決センター」という第三者機関に申し出ることができる取り決めですが、世界銀行はアメリカとの関係が非常に深いのです(歴代総裁はすべてアメリカ人!)。また、NAFTA内での46回の提訴のうちアメリカ原告が31回!さらに被告になった15回は負けたことがないという・・・日本もISD条項によって、納得のいかない訴えを受けるかもしれません。

医療を受ける患者さんにとってもTPPは不利益になる可能性があります。混合診療の解禁に関しては、将来保険が適用になる予定の先進医療がいつまで経っても自費診療のままで、金持ちだけしか受けられなくなるといった、医療を受ける際の格差が起きる懸念があります。民間の医療保険に外資が参入しようとする動きも、これを視野に入れたものと思われます。これは命の平等を掲げる民医連としては放っておけません!

TPP.JPG

様々な視点からTPPを捉えることでたくさんの問題に気づくことができました。これから気を付けて情報得て、自分の行動につなげていきたいと思いました!


最後に、今回の講師の方の職場で行っている健康チェックの体験です。写真は血圧測定の場面です。

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鹿田サポセンでは、火曜日ディナー以外にも様々な催し、イベント、セミナーなど行っています!最新情報は当ホームページのトピックスやfacebookなどにアップしておりますので、興味のある方はご連絡ください。イベントによっては定員がある場合もありますので、お問い合わせはお早めに!(^^)!

おかやま医系学生サポートセンター facebook


実は、少し早いのですが鹿田サポセンの連続学習は少しの間お休みします。今回が年度内最後の企画でした・・・年度初めは新入生歓迎企画を予定しております! 

いつもブログをご覧の皆さん、鹿田サポセンを今後ともよろしくお願いしますm(__)m





2/4 心理検査で性格を知ろう![ディナーミーティング] 2014.02.07

2月になって突然寒くなってきましたね!体調を崩したりしていないでしょうか?岡山大学サポートセンターでは24日、節分にちなんで手づくり手巻き寿司(恵方巻きも可!)でランチ&ディナーをしました!

私はほとんど初挑戦だったので、作り方を教えてもらいながらなんとか巻きました!おいしかったです(´∀`)

寿司巻いたもの.jpg

ディナーでは林病院の臨床心理士さんを講師に招き、「心理検査・性格診断」についてお話していただきました。性格診断と聞くと身構えつつもちょっと気になり、何とも言えない感じになる私です(つд⊂)

 

医療の現場では様々な検査を被検者に合わせて施行するそうです。今回はその中のいくつかを体験させていただくことができました。

 

●エゴグラム(TEG-Ⅱ):5つの心理的な側面をそれぞれ10の質問で点数化し折れ線グラフにすると、その形から性格が読み取れます。(N型は献身タイプ、M型は明朗タイプ等)

●バウムテスト:紙の上に木を描いて、絵の特徴から精神状態を診断します。

●WAIS-Ⅲ:IQテストです。一般知識の問題から、間違いさがしのような問題まで、所要時間2時間以上(!)の検査です。受けるのが大変・・・

集合写真.jpg

本来は検査の結果からその人の長所・短所や心理状態を把握し、それに沿ったアドバイスや問題へのアプローチをしていくそうですが、今回は心理検査を体験しようということで、講師に解説してもらいながら参加者同士診断結果を見比べてワイワイ楽しみました。

次回の岡大ディナーミーティングは、2/1811日はお休みします)「考えてみようTPP~私たちの暮らしはズバリどうなるの?~」を予定しています。一緒にTPPについて考えてみましょう✩✩




 

1/25(土)~1/26(日)、大阪にて「第35回民医連の医療と研修を考える医学生のつどい」に行ってきました!メインテーマはSDHSocial Determinants of Health)で,健康の社会的決定要因と訳されます。 

  

1月つどいに参加して、社会疫学という観点から、SDHが科学的に裏付けられていることを学びました。所得や居住地域、労働条件や学歴など、一見関係が見えづらい要因が複合的に健康に関わっているという確かな事実(Solid Facts)は、経済的な格差が広がっている今こそ見直されるべきだと思います。

 

民医連でも、疾病を自己責任ではなく、労働と生活の場から捉えることが重視されていますが、SDHはそれと重なるもので、世界的にも注目されている概念です。

 

講演後のディスカッションで、「つい医療の現場だけに目を奪われがちだけど、社会にもっと目を向けて、積極的に関わったり、現場で得た情報をフィードバックしたりしていくことが重要」ということを学生さんたちと話し合いました(´∀`)

 

DSCF1383.JPG

 

今回つどいに参加できなかった方も、SDHについて書かれた図書、『「健康格差社会」を生き抜く』(近藤克則 著)や『命の格差は止められるか ハーバード日本人教授の、世界が注目する授業』(イチロー・カワチ 著)を岡大サポートセンターに置いているので、ぜひ読んでみてください。貸出もします。

 

次回は324日(月)~26日(水)、東京グランドホテルにて3月つどいが行われます。詳細はまたお知らせします。気軽に参加ください(◕∀◕)