3/23(水)~25(金)、林病院主催で精神科・地域医療セミナーを開催しました。
テーマは、『精神医療の過去を振り返る』、『精神医療の現在を知る』、『これからの精神医療について考える』というもので、林病院の歴史と、精神医療の過去・現在・未来について考えるという内容でした。
今回の企画には、医学生が2名(山口大学6年生、岡山大学6年生)と、国試浪人の方が1名の3名の方が参加されました。
1日目 精神保健福祉の歴史
こころの病気を持つ人が医療の対象となったのは、1950年精神衛生法制定後。また、精神障害を持つ人が社会福祉の対象となったのは、1993年障害者基本法制定後です。ごく最近まで、障害者という位置づけではなかったということに驚きました。精神分野において、福祉がまだまだ追いついていない事実を知りました。
2日目 フィールドワーク
訪問看護では看護師に同行し、患者さんの様子や、家ではどんな生活をしているかということなどを看ました。
【参加者の感想】
「処方して終わり。ではなくて、その患者さんが、きちんと服薬できるかどうかを判断し、生活の面から診るということの大切さを実感した」

グループホームでは、利用者さんと一緒に『WRAP』の作成をしました。
【参加者の感想】
「その人の意思・人権を尊重したとてもよい療法だと感じた」

デイケア では、アルコール依存症の患者さんたちと話をし、ご自身の経験談や自助グループの大切さなどを、患者さんご本人から教えていただきました。
【参加者の感想】
「継続することの大変さが分かった」
「精神医療には、デイケアや自助グループがなくてはならないものだと感じた」
3日目 これからの精神医療について
2日間の感想交流をし、これからの精神医療についてディスカッションしました。
まだまだ充実していない精神医療福祉問題や、精神科チーム医療の重要性について深く考え、今後の医療制度改善に向けて、粘り強く訴えていくことが重要だということを再確認しました。
こうして精神科・地域医療セミナーは無事終わりました。
第1回ということもあり主催者側も不安でしたが、参加者からは好評をいただきました。
これから先、たくさんの人にもっと精神科というものを知ってもらうために、第2回開催に向けて取り組んでいきます。