臨床スキルアップセミナー開催!

[その他]2010.11.09

10月23日(土)に、岡山協立病院で医学生を対象にしたセミナーを開催しました。地元の岡山大学・川崎医科大学以外にも京都大学・三重大学からも学生が参加し、計7名の学生が参加しました。

 

今回のセミナーでは、「胸部レントゲンの基礎」・「医療面接」をしました。

 

まずは、水島協同病院の畑野医師を講師に、実際の胸部レントゲンを見ながら講義がありました。読影を中心に、読み方だけでなく、必ず読み取らねばならないラインや見逃してはならない点など幅広く胸部X-Pの基礎を深めました。参加した学生からは、「学校の授業では疾患ベースなので、具体的なケースを上げながら読影という形の講義は新鮮だった」「学校で習ったものとは違う視点から教えてもらい面白かった」など、大学の授業では経験できない内容で好評でした。

P1100582.JPGのサムネール画像午後からの医療面接では、岡山協立病院の高橋副院長を講師に体験型の講義を行ないました。まずは医療面接の基礎を学んだ後に、2人1組になり、自分の好きなことを相手に話すのですが、まずは聞き手がつまらなさそうに聞くパターンと共感して聞くパターンを行いました。まったく聞く耳をもたない相手に話をすることと、関心を示して話を聞いてくれる相手に話すのとでは、後者の方が話し手はもちろん聞き手も楽しく時間を過ごすことができ、より内容を深めることができました。医療面接でもコミュニケーションが言うまでも無く基礎にあり、積み重ねで信頼を生むことにより、ベストな診療につなげられることを体感しました。

P1100573.JPG続いて、実際に模擬患者に来ていただき医療面接を実施しました。別室で医療面接している様子をモニターで見ながら、ポイントを学びあいました。患者が言葉に出さないところまでも考慮して、会話の中から患者の背景や問題点を読み取るためには、どんなことが必要で、医師に何が求められるのかみんなで意見交換をしました。学生からは、「人間の接し方が難しい、その分わかり合えたときの喜びは大きい」「患者の本音を読み取るには、あらゆるサインを見逃さないようにせねば」「信頼関係があればこそ、問題点をつかめることができる」などの意見が出ました。医療者側から感じることと患者側から感じることに距離があるのは仕方がないことですが、それを埋めるのは信頼関係でありコミュニケーションです。日頃から患者との良好なコミュニケーションがこれから求められます。

 

夜の懇親会では、プライベートのことや趣味などの話で盛り上がり、夜遅くまで飲み明かしました。また冬にもセミナーを企画しますので、皆さんご参加ください。