4月27日(火)
川崎Branchで映画鑑賞会を行いました。
そもそもこの企画は、医学生から「他学科の学生と交流したい。」という要望が挙がってきたところからはじまります。
他学科の学生と交流できて、お互いの医療観を話し合える。そんな企画にするには何がよいか・・・。ということで、映画でもみて、感想交流しようとなったのです。
まずは3回くらいの連続企画でやってみようということで、4月27日が第一回目でした。
参加者は医学生3名、検査学科生1名、看護学生1名、職員5名(医師、MSW、事務)の計10名。川崎医大、岡大、日赤など、学校は様々です。
記念すべき第一回目の映画は、「ディア・ドクター」。ピザとフライドポテトを食べながら鑑賞スタートです。
ストーリーはこちらから
http://deardoctor.jp/(「ディア・ドクター」公式サイト)
伊野医師は医師免許をもっていませんでした。
医師法は以下のように規定されています。
【第2条】医師になろうとする者は、医師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。
【第17条】医師でなければ、医業をなしてはならない。
【第18条】医師でなければ、医師又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。
違反すれば、刑罰を受ける対象となります。
ただ「ディア・ドクター」は、観た人に「この嘘は罪なのか?」と考えさせます。
奥が深く、含蓄のある映画ですので、ぜひご覧下さい。
ちなみに5月10日付けの朝日新聞で、偽医師が逮捕されたという記事が掲載されました。
岩手の県立病院に着任を予定していた女性が、実は医師免許を持っていなかったそうです。実際に業務を行う前に発覚し、逮捕となりました。新聞の情報によると、この女性は生活保護を受けており、多額の借金もあったようです。
現実に、無免許で働く医師がいるとしたら・・・。不安になってしまいました。
以下感想交流を少し紹介↓
医師免許がない状態での診療活動はまずい。いくら求められたからといっても、立ち止まる場面はあったのではないかと思う。
きっと、ずっと辞めようと思っていたけれど、段々と信頼されて引くに引けなくなったのだと思う。純粋に人を助けたいという想いだったのだと思う。研修医がこの地域の医療をしたいと話してくれて、それもきっかけのひとつだったのだろう。
刑事と製薬会社の人のやりとりが印象的だった。刑事が「伊野医師は偽医者をやって金をもらい、みんなからおだてられて気分がよかっただろう」と揶揄するシーン。
製薬会社社員がイスごと後ろに倒れ、刑事がとっさに助けようとする。その後、社員が「(人を助けたいというのは)そんな気持ちだったんじゃないですか?」と言うところ。
研修医に怒鳴るシーンも印象的だった。虫が寄ってくるから叩き落すだけ。オレは偽者だ。というシーン。最初はお金目当てだったかもしれないけれど、どんどん抜けられなくなったことがよくわかった。
医者じゃなくても人を支えることは可能だと伝えているのではないかと感じた。
診察室だけでは分からないことはたくさんある。医療者はそこにも目を向けなければならないと思った。
患者と家族の意見が食い違った場合はどうすればいいのだろう。
私は患者の想いを大切にしたいと思う。家族の想いも大切なのは分かるが、患者さんがどう生きたいかが一番重要だと思う。