10月16日(金)、岡山協立病院にて水俣大検診の報告会がありました。
水俣大検診は9月20日(日)~21日(月)、熊本・鹿児島両県にまたがる不知火海沿岸地域にて、水俣病への健康不安を抱える住民への大検診が行われました。感覚障害や視野狭窄など、1051人もの住民が受診しました。
岡山県民医連からは高橋淳副院長(岡山協立病院)、西田静香医師(岡山協立病院研修医)、中尾英明医師(くらしき診療所)、近藤香織保健師(水島協同病院)の4名が参加しました。
この大検診に参加した西田医師は
「水俣病は小中学校で習った知識しかなく、もっと勉強して行けばよかった。50年も前のことだけど、今も続いている疾患でした。初めて病院外で医療行為をし、患者さんと直接話しができたことが、最も大きな収穫でした」と話しました。
同じくこの大検診に参加した高橋医師は水俣病の歴史、今回の大検診の目的や意義、様子を報告しました。受診された住民の、9割以上の方に所見があり、また有機水銀の排水をとめた1969年以降生まれの方にも所見があることが確認されました。
「今回改めて学んだことは、誰の立場に立って医療を行うのか。健康被害があったときもそうだけど、毎日の仕事でも、誰の立場に立って医療を行うのか、日々考えていきたい」と締めくくりました。